夏休み明け












小中学生は絶賛夏休み中、ですね。
わたしたち、写真屋長男夫婦も先週夏休みをもらってキャンプ&山登りに行きました。お休みをもらえるのはとてもありがたいこと。そのありがたさに見合うべく、思い切り楽しませてもらいました!

ところで。
写真屋さんの夏は、1年間の中で唯一ゆっくりした時間が流れます。
このブログも、そんな時間の流れがあるので取り組めました。
嫁に来て丸3年ですが、写真屋の仕事に入ったのは1年前。写真屋の仕事は体力勝負と悟ったのは写真屋業を丸1年経験した今年の4月でした。おかげで以前よりも身体が元気になっています。

以前は一般企業に勤務していました。年齢も年齢ですので、中堅どころといった立場で働いており、会社の業務効率化や省力化なども考えたりしていました。
そんな空気を引きずりながら写真屋業務に入った折、小中学校のスナップ写真の注文の仕事がありました。私が小学生の頃、掲示板に貼り出された見本写真の番号を封筒に書き、お金を入れて提出した記憶がありますが、それと何一つ変わらない流れでした。懐かしくもあり30年前と同じスタイルにちょっと驚きもありました。
写真はデジタルデータで管理するこのご時世、システム導入すればお客さんはスマホで希望の写真を注文、支払いだってネットで可能な時代です。それなのに、見本の写真を学校に貼り、注文袋を渡して書いてもらい、現金のやりとりをする。。。手間がかかるんです、これ。なので最初は「遅かれ早かれシステム導入できるといいなあ」と思っていました。

ですが、働いて1年ちょっとの今、いけるところまでこのクラシックスタイルが良いなと思っています。
封筒の字は親御さん・生徒さん本人など推測できますが、いずれにしても生徒さん達が楽しんだ時間をクラスメイトと一緒に写真を見返し、どの写真にしようか悩む。番号を書いてちょっとしたかけ算と足し算をしてお金を封筒にお金を入れる。
これって子供たちにとっては立派な経済活動になるんですね。消しゴムで消した数字の跡も健気に感じます。

お金を入れる時親御さんとどんな会話をしたのかな、とか計算違いを親御さんに指摘されたのかな、とか色々想像しながら封筒の確認作業をしています。




効率がいい方が良い、と考える世の中ですが、そうではないことも世の中たくさんあるよね、と思いながら夏休み明けの仕事を効率の良くない頭で取り組んでいる嫁です。