味噌を作りました!











あっという間に2月が終わろうとしています。当店では卒業アルバム制作が佳境を迎えています。レイアウト制作の私は一足先に時間ができたので、ブログを書く心と時間の余裕が♪
というわけで、先ほど冒頭写真を撮ってきました。今は河津桜が満開なので、華やかに桜を撮ろうかと思ったのですが、こういう野辺の花に春を感じてしまう私は根っからの田舎もんです・・・

さて、そんな田舎もんの私が憧れる、真の(?)田舎生活を送っているのが私の親友。
蕎麦や梅干し、たくあんも味噌も手作りがあたりまえ。
という羨ましい環境で、この季節になるとそのお宅の味噌作りに参加させてもらっています。もう10数年になります。
昨日も恒例の味噌作りに行かせてもらい、今回は写真を撮らせてもらいました。

 地元産の大豆。一昼夜水に浸けておきます。富士山の雪解け水ですから、贅沢この上ないです。






この大豆を釜に入れ圧力釜で炊きます。
この大豆で5升です。


炊きたての大豆。これだけですごく美味しいんです♪
釜の右側黒いのはおマメのアクですね。






炊けたお豆を冷ます間に塩と麹を混ぜておきます。麹米ももちろん地元産!!塩はちょっとお高い沖縄の塩。




    

冷ました大豆と麹塩を合体します!納豆ご飯に見える笑
ミンチ状にして、お団子をつくります。
お団子を樽に詰めて・・・








こんな感じで樽がいっぱいになるまで詰めていきます。唐辛子ももちろん自家製。腐敗予防のためだとか。







これで半年ほど熟成を待ちます。
路地のキュウリが出回る頃に蓋を開けてお味噌と再会です。その時の良い香りといったら、びっくりしますよ!!そして約1年、だんだん熟成されていくお味噌を楽しみます。

この写真だけだと作業工程自体はそんなに多くないように見えますが、、、
この作業に至るまでの材料準備が1番手間がかかるのです。私はその日の作業だけしかやっていませんが、豆の入手、麹にするための米の準備、麹屋さんへの依頼、塩の手配、大豆の浸水作業・・・これがなくてはお味噌はできない。これはいつも友人のお母さんがやってくれているのですが、本当に感謝です。

おばあちゃんの代(もっと前?)から脈々と受け継がれている作業。友人はあまりにも当たり前の環境なのでその貴重さがいまいち分かっていない(と未だに私は感じます笑)!手作りのお味噌を食べたら市販のお味噌が食べられない、と前田家の面々が言いますし、私もそう思います。何より材料から作り方まで全てが分かっていて安心なのはもちろん、全てに手間が本当にかかっているんです。こういう、自分で作った物を自分で食べることが今の世の中では1番贅沢なことなんじゃないかなと思います。昔はどの家でも自分で作っていたという時代もあったのかもしれないのにね。
こんな贅沢な手作りのお味噌を楽しむ方が増えるといいなと思います♪