台風19号






実りの秋、ですね。ブログの更新をサボっていたらお米がたわわに実っていました。
これからは健康のために玄米ごはんにしようかな〜と新米を楽しみにしながらお米を撮影。10月9日です。

そんな3日後、台風19号の襲来が。

前回の台風15号のせいか風への警戒はかなり準備をしたものの、雨への警戒はそこまで頭が回らず。。。
夫が函南町消防団某団の分団長をしているので台風当日は狩野川の水位をたまにお知らせしてくれました(上陸直前はとてもそんな余裕はないのか連絡は途絶えましたが・・)が、それを見ると尋常じゃない水位に目を疑いました。

私は沼津の実家に避難していましたが、前田両親は函南中学校へ避難するも全く入れず、函南町役場(保健センター)も満杯で、最終的には親戚宅へ身を寄せました(この避難所開設については町でも反省検討をお願いしたいです。私は町民ではありませんが・・)同時に車を避難させていたのは後々グッジョブ!になりました。

台風一過の13日朝 前田分団長からの写真
冠水しているからまだ帰宅しないように!とのことでした。道路が見えないのでびっくりでしたが、これはだいぶ水が引いた、マシな状況。
9時半くらいにようやく道路が通れるようになり、前田両親帰宅。。わたくしは10時半頃行きましたが、、、、お店は床上浸水していました・・・orz

 床が反射しているので水があることがわかります

 お店玄関の2重ガラスに水が溜まってしまいました












ここは140㎝水が上がっていました
自家用車のタイヤ4つ保管してあったのですがどこかへ流れてしまいました・・・







保険屋さんの計測によると床上浸水が8㎝だったそうです。外は前述の通り1番上がったところで140㎝でした。ご近所のお宅は車の浸水被害で車が全滅、なんてお宅もありました。車の避難も大切ですね。

台風から1週間経ち、パソコン類を繋いでようやくなんとかお店の営業ができたかんじです。空調は室外機、ガスは給湯器が全滅しました。絨毯張りの更衣室は絨毯張り替えが必要です。フローリングも木材と木材の間が反ってしまい、修理費用は出るのだろうか・・と心配です。その他にもチェストやパソコンなど床に置いておいたものが浸水被害に遭い、未だ元通りには営業できていない現状です。

 今回の浸水は「内水氾濫」というメカニズムの浸水とのこと。前田分団長の丁寧な解説で深く理解しました。
簡単にいうと、狩野川に注ぐ支流や小さい川・用水などを通じて通常は町中の水を排出しているのですが、その排出量が多いと必然的に狩野川の水位が増し狩野川の決壊につながります。狩野川決壊は被害が甚大ですから、これはなんとか食い止めたい。そうすると支流や小さい川・用水の狩野川への排出を止めます。すると排出先を失った水は町中に溜まる・・。というもの。函南町は至る所でこの内水氾濫によって大きな被害が出たようです。【内水氾濫詳細解説はこちらへ】
なんというか、狩野川決壊を守るための犠牲、とでもいいましょうか。。。(でも、狩野川の水の流入を防ぐために排水機場を止めるという意味もあるようなので、一概に犠牲とは言えないかもしれませんが)
やはり、狩野川沿いにいる私たちとしては、狩野川決壊はなんとしても免れたいと思いますし、この程度で済んで本当によかったと思っています。
それでも、たかだか8㎝の床上浸水で本当に疲弊しています。
町内でも2メートルの浸水被害を受けた地域があると聞いています。東や北へ目を向ければ1級河川が決壊した地域が数多くあり、心中察するにあまりあります。
募金くらいしか手助けができないですが、せめて行政や公的な支援が多く届いて元の暮らしが取り戻せるようにと願うばかりです。

・・・とはいえ、落ち込んでばかりもいられません!
季節は七五三!修学旅行ピーク!フォトスタジオまえだは今日も撮影しております。

七五三の撮影もまだ受け付けておりますので、ご相談くださいね。