桜と空色

 

今日は年度末です。

前回書いたのは昨年の11月(!)ですので、ずいぶん久しぶりになってしまいました。お正月も成人式もスルーしてしまい、気づけば明日は新年度。

というわけで、今日は令和3年度の桜を撮影してきました。昨年度はコロナで休校措置、学校再開のメドがつかない中での撮影だったなあ、とか思い出しましたが、今年は休校措置もなく入学式も行われるそうなので色んな意味でよかったなあ、と思っております。

令和3年度の桜もとっても綺麗に咲いています(でも今年は、26日に撮りに行ったときはつぼみだったのに、5日後に撮りに行ったら散り始めてた!ショック!)桜を写真で撮る時って、どうしても空は明るく澄んだ空色を定石としてしまいます。 でもなんだか、最近は黄砂の影響なのか春霞がひどい・・・澄んだ空色が背景の桜、運が良くないと撮れないのでは?ってかんじです。

やっぱりこんな感じが良いですね、桜と空色。ほんのりピンクと空色は定石。でも、実は・・・
ほんとはこんなかんじ。昨日自宅近くで撮ったのですが、薄曇りで空色がうっすらの日だったんです。けっこう露出に気を遣って上手く撮れた!って思いましたが上と比べるとややはっきりしない印象です。

この違いは、「彩度」です。下の写真に彩度をぐっと上げたのが上の写真。ケータイでもお馴染み中のお馴染み機能ですね。彩度をあげるだけで桜のピンクと空色が際立ってきます。他の機能を使えばもっとキレイにはなりそうですが。。。

SNSでも色調補正されたすごく幻想的な桜の写真がたくさんアップされていて目の保養になりますね。でも、ちょっとみんな同じ感じだなあ・・という印象を受けなくもありません(アップされた写真に生意気にもの申しているわけではないです笑)
品種に依るところは大きいですが、桜のピンクってそんなに濃いわけではなくて、陽の光や空の色に左右されるところもあると思います。

日本古来の色見本が好きで、色見本を見ていたときに「灰桜(はいざくら)」という色を知りました。





 



 

 

桜色と比べると灰色が入った素敵な色です。なんというか、曇りの日の桜の色ってかんじがしませんか?2枚目の写真の桜の色に似ている感じがします。
そしてまたネーミングが秀逸。いにしえの日本人の感性には脱帽です。

色調補正であざやかな桜色と空はとても華やかで綺麗ですが、灰色がかった桜色もこれまた桜の姿。露出に気をつけて綺麗に撮れると良いなと思います。

・・・とはいえ、アルバムにする時にはやっぱり鮮やかな空色と桜色が載せたくなります。やっぱり気持ちがぱあっと明るくなる。。。日本人だなと実感します^^